〜MidGlaze(ミッドグレーズ)の特長〜
上絵付けなのに、イングレーズのように長持ちし、上絵付けだから、金色、銀色、一般色が、
くっきり美しく発色します。
ミッドグレーズは、専用の上絵の具を使用して920℃前後で焼成します。
従来のオングレーズよりも耐摩耗性に優れた強固な上絵付けになり、
専用窯を常備することで製造コストも通常ラインに近づけることができました。
イングレーズのような耐久性が低コストで可能になります。
これまでのイングレーズとオングレーズの良さを両立した新しい絵付け技術です。
転写で絵付けする場合の「イングレーズ」と「オングレーズ」の特徴を
下記にまとめました 。
※陶磁器表面にかけられている釉薬を「グレーズ」といいます。
【イングレーズ(下絵付け)】
釉薬に絵柄が埋没しているもの、または絵柄の上から釉薬がかけられたもの。
特徴
- 焼成温度が高いため、製造コストが比較的高い
- 釉薬層の中に絵柄があるため絵柄が落ちにくい
- 絵柄がややぼやけて見える(これを風合いが良いととらえる場合もある)
【オングレーズ(上絵付け)】
釉薬の表面に絵柄が描かれているもの。
特徴
- 焼成温度が比較的低いため、製造コストが安い
- 絵柄が釉薬の上に付いているので、耐摩耗性、耐薬品性等がイングレーズより劣る
※ただし、昇華転写などの有機物を用いた加飾よりもはるかに堅牢
- 絵柄がシャープに見える
いかがですか。
ミッドグレーズは、オングレーズと同様の発色の良さを持ちながら、
イングレーズのように長く絵柄の美しさを保ちます。
コストもイングレーズより低く、おすすめです!